住宅ができあがるまで
知りたい工法・構造の話
住まいと環境の話
スタイルについて

お問い合わせはこちら




スタイルについて

気候風土の文化が全く違う南仏調・スパニッシュ調・ビクトリア調という様な外国のイメージの住宅をよく見かけます。特に分譲住宅地に… 果たしてそれらにどの様な価値があると言うのでしょうか?ピンク・イエロー・ケーキの様な家が並んでいます。どうしてこの様なデザインが氾濫しているのか、考えてしまいます。商業建築ならばそれも良いでしょう。フランス料理を南仏調で食べるのはそれなりの意味があります。フリルの付いた服… それも良いと思います。しかし料理や洋服は価格が全く違います。そして毎日食べるものでもなく、着替えるものです。でも住宅は全く違います。一度建てたら30年40年と使用しなければなりません。はたして年老いてからその様な趣味を維持し続けられるでしょうか?その様な意味において、一時的な流行にとらわれる事なく冷静に本来の日本文化や風土に合った住宅を考えるべきではないでしょうか?

和風について

和風というといわゆる数寄屋造りに高級住宅を思い描きます。ここでは昔からの庶民の住まい、民家を含めて考えます。和風の構成要素は極めて現代的な意味と形を持っています。まず直線で構成されていることが特徴的で、柱・長押・廻り縁・巾木・棟のラインなど縦と横の直線とその交差によりまるでモンドリマンの抽象画の様です。その造形はムダがなくそして意味があります。飾りだけのものはほとんどありません。深い庇は建物を雨から守り、夏の日差しを室内に入るのを防ぎます。縁側は建具を開放すると室内と外との気持ちの良い中間領域を作ります。室内の間仕切りは建具が多様されます。大きな部屋をその都合により大きくも小さくも必要に応じて使えるその機能は住まう事への融通性を持ち合わせた、日本の建築文化の優れた機能だと言えます。
数寄屋造りと言うと普通、敷居の高いものと思われがちですが、和風の本質を見極める時参考になる部分がたくさん存在し、またそれらの和風に非常にモダンな側面を見出す事ができるのです。


Copyright (C) 2007 Earth Work S D Inc. All Rights Reserved.